平成28年11月分八日会結果(日本銀行福本支店長講演)
〇日 時 平成28年11月8日(火) 19時から
〇場 所 小倉リーセントホテル
〇出席者 32名(銀行関係:西日本シティ5名、大分2名、北九州1名、11/8は早朝の博多駅前道路陥没の影 響のため、数名の参加予定者が、緊急業務のため、欠席した。)
〇内 容
今回の八日会は、日本銀行北九州支店長 福本 智之 様をお迎えして、「北九州経済の展望と日本銀行の金融政策」と題して、講演会を開催した。
景気の現状 ⇒ 概要「基調としては緩やかに回復している。」
・輸出は、堅調な海外需要を背景に、持ち直している。
・設備投資は、先行きの需要見通しが一項に比べると、やや慎重な非製造業を中心に、幾分弱含んでいる。
・個人消費は、天候要因を背景に、秋物商材が低調に推移するなど、持ち直しの動きが足踏みしている。
・生産は、海外向けの自動車を中心に、増加している。
このような中、日銀北九州支店管内では、輸出は堅調な海外需要を背景に、持ち直している。
特に、自動車産業が、北九州支店管内では、海外輸出の40%を占めており、特に、北米(アメリカ)へのSUVが堅調で、年間15万台を輸出している。トヨタの「セレナ」、日産の「インフイニティ」が好調である。
また、北九州企業の労働生産性については、製造業は全国平均を上回る一方、非製造業は全国を下回っている。
北九州の人口の推移を見ても、全国平均(1990年=100.0%)と比べても、93.7%と落ち込んでおり、一方福岡市の人口の推移は、124.4%と伸びている。
というような内容で講演が行われ、参加者の皆さんは、非常に興味深く聴き入っていた。
講演会終了後は、和やかに、楽しく、懇親会が開催され、名刺交換なども活発に行われた。
最後に、弓場副支部長の「一本締め」で、11月分八日会を締めくくった。
◇ 議事録作成 弓場 政則(51年経済学部卒)